私が離婚を成功させた“本当の方法”は
こちら協議離婚に弁護士がいるかいらないか、正直メリットもデメリットもあるので何とも言えませんが、法律のプロの知識が得られるのは心強いですよね。
■協議離婚は夫婦の合意のもとで進められるのが大前提弁護士と言う法律のプロであり、夫婦に取ったら赤の他人が介入してきたとしても、協議離婚の大前提は変わりません。
協議離婚で弁護士は、夫婦間での話し合いをできるだけ円満に決めてくれるように働いてくれますが、「この金額を支払わなければなりません。」という、強制的な取り決めをすることはしないのです。
協議離婚では弁護士が必要な時もありますし、いらない時もありますが、それは夫婦の性格や、離婚までの経緯などの要因によっても変わってきます。■弁護士を付けることでのデメリット(1)弁護士費用はばかにならない弁護士を雇うとなると、当然のことながら費用が掛かります。
旦那の不貞が原因での離婚でしたので、私の場合は旦那と不貞相手、2者に弁護士費用を掛けました。
旦那の方には20万円、不貞相手には10万円の着手金の支払いを命じられたのです。
それに、成功報酬として、15%〜20%の費用が取られます。
これは、あくまでも話し合い(協議)にかかる弁護士費用ですので、調停や訴訟、裁判へ持ち込まれる場合はその都度別途支払いをしなくてはなりません。
離婚協議では、慰謝料や養育費をはじめとした取り決めを、弁護士が代わりにまとめてくれます。
この協議離婚の話し合いにかかる弁護士費用は、弁護士によって値段設定が違うのでまちまちです。
また、事件の種類(離婚の原因など)によって多少変わるかもしれませんが、どこでも、大体これ位の値段が目安として掛かることを覚えておいてください。
弁護士としては、個人個人(旦那と不貞相手)に協議をもとにした訴えを起こすので、一つ一つ別事件と考えているのです。
だから、人数に応じて費用が別にかかって、高くなります。
もし、不倫相手が複数いる場合には、別途弁護士費用(私の場合でしたら恐らく更に10万円)が掛かるという具合なのです。
この弁護士費用を高く思うか、安く思うかは人それぞれです。
もし、相手が今後の費用をキチンと支払いをしてくれないような人でしたら、弁護士を付けてきっちりと話し合いを済ませて、法の元での取り決めを行う方が、初期費用である弁護費用がかかっても、トータルでは得をできるかもしれませんからね。
(2)相手がかたくなになってしまう当事者同士だけだったら、うまくいっていたかもしれない話し合いが、難航してしまう可能性もなくはありません。
弁護士と言う専門家が入ってくることで、相手も必死になって悪あがきをするでしょうし、相場や妥当額などの法律知識を付けてくるでしょう。
下手すれば、相手も弁護士を付けての話し合いになるので、どうしても妥当額に落ち着いてしまう可能性があります。
ただの素人である2人が話し合いで進めていけば、妥当額や算定表での相場以上の金額をもらえた、支払う方でしたら安く丸め込められたかもしれないのに、事を大げさにして、お互いにとって不利益な結果になることもあるのです。
それに、一度夫婦となった間柄ですし、当事者同士だけだったら相手をなだめて、自分の希望を通せたかもしれないところを、弁護士と言うまったくもっての赤の他人がなだめようとしてもうまくいかない場合があるでしょう。
私の場合も、離婚協議を始めたしょっぱなから弁護士に相談を初めて、アドバイス通りに動いていましたから、直接旦那との話し合いを設けることは、最初の日以降ありませんでした。
旦那は、「算定表通りの養育費・慰謝料なら払う」と言いつつ、安い金額を主張していたのです。
今思うと、私が直接話し合いに応じていれば、「養育費がもう少し高くできたかな?」、「少しでも、こちらの意見を押し通すことができたかな?」とも思いますよ。
(3)時間がかかる弁護士を介しての話し合いになりますので、時間がかかってしまいます。
当事者だけではなく、弁護士が介入してきて相手がいこじになっていたら猶更です。
当事者同士が面と向かって話し合えば、1週間もあれば話がまとまったかも知れない話が、こじれあって数か月しても話し合いがまとまらない可能性も出てきます。
私の場合も、元旦那は必死に”私”と話をすることを望んでいたようでした。
私は弁護士に止められていましたから、最後まで出ませんでしたが、「もしかしたら私が出て行って話をしていたら、スムーズに、こんなにこじれることなく話が進んでいたのかな?」と思う事もあります。
結局、弁護士を間に挟んでの協議離婚では、完全に成立するまで1年近くの月日がかかりました。
■弁護士が介入することでのメリット勿論、弁護士が介入することでのメリットは沢山ありました。
(1)法律の知識が得られる弁護士の一番の強みは、法律の知識を持っているという事ですよね。
私も、今となっては「弁護士を雇わずに、自分でやればよかった。」と思うことがありますが、それはある程度の法律(離婚の分野のみですが)の知識を付けているから感じることなのですよね。
離婚を決めた当初は、とにかく「旦那と不貞相手を追いつめたい」、「精神的苦痛を相手にも与えてやりたい」、「とるものを取って、離婚をしたい」その一心でした。
それに、「取るものを取りたい!」と言っても、「何が取れるのか?」、「養育費、慰謝料の相場とは?」、「協議離婚の進め方とは?」、何も知りませんでした。
「養育費、慰謝料」そのくらいしかわかりませんでしたが、具体的なことは何も分からずじまい。
何もかもが初めてのことで、私自身知識がないですし、親族や周りに相談をしても、あまり有力な情報を得ることができず、お手上げ状態でした。
周りに離婚を経験した人も、法律関係のプロもいなかったのですから、弁護士に相談をしに行くしかなかったのですよね。
この点、弁護士にお願いをしたら、今まで私が知りえなかったことをプロの視点で教えてくれましたし、順を追ってやっていくべきことを確実にこなしてくれました。
正直、ケースにもよりますが、協議離婚までの準備期間をあまり持てなかったのならなおさら、法律の知識を素人が付けることは難しいですよね。
(2)心の支えとなる勘違いしてはならないのは、弁護士は離婚カウンセラーや精神科医ではありません。
とは言え、法律という確実なもので守ってくれているような気がして、とても頼れる存在でした。
(3)相手にプレッシャーを与える特に、ドメスティックバイオレンスやモラルハラスメントと言った、暴力を働く配偶者である場合、当事者が面と向かって話し合いをすることは難しいでしょう。
そのような場合に、弁護士を立てることで、相手に事の重大さを理解させて、プレッシャーをかける効果ができます。
(4)確実に支払をさせれる可能性が高くなる弁護士は法律の知識があるので、「離婚協議書」や「公正証書」の作成を必ずススメてくれるはずです。
これが、当事者同士の話し合いですと、よく見逃してしまう部分です。
それに、「弁護士が介入した」という事実があるので、相手も今後数年、数十年間の慰謝料や養育費の支払いをしっかり行ってくれる傾向が高くなります。
弁護士に依頼をするような人というのは、そのあともきっちりする傾向が高いでしょう。
支払いをする相手も、「支払いが滞ったときの「強制執行」もきちんとするだろうから、きちんと支払わないと。」と、プレッシャーを感じるのではないでしょうか。
(5)相手との直接の話し合いを持たなくて済む離婚をしたいとなると、「相手とできるだけの距離を置きたい」、「顔を見るどころか、もう声すら聴きたくない」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
私は、「もう旦那と話をしたくなかった」ため、すぐ弁護士の無料相談に電話をし、協議離婚の最初から弁護士に取り決めをお願いしました。
(6)精神的ダメージが少なくって済む相手と直接の話し合いを持たなくって済みますし、弁護士からは必要最低限の相手の主張のみしか伝わってこなくなります。
明かに相手がおかしい事を言っていれば、弁護士の方で対処をしてくれますから、余計なストレスを感じなくって済みます。
私の元旦那も、大分無茶苦茶な事を、協議離婚を持ちかけ、夫婦での話し合いをしたときに言っていましたし(彼は彼なりにパニックだったから余計でしょうけれど)、その後も弁護士がお手上げになるくらい、余計な事を色々言っていたようです。
私に弁護士は全てを伝えては来ませんでしたから、こちらとしては多少の精神的余力ができ、一年近くの協議離婚をある程度納得のいく形で終わらせることができました。
私が初めて弁護士にお電話をしたときは、弁護士もビジネスですから、「まずは弁護士を付けるべき」と言われましたし、「旦那や旦那の親戚とは一切連絡を絶ち切ってください」と言う、アドバイスを受けました。
でも、私の経験からできることならば
ある程度の話し合いを持ったのちに、弁護士の力を借りることをお勧めします。私の場合ですが、当初旦那が言っていた養育費の額(口頭ですので、記録に残せなかったのです。)よりも、半分近くの妥当額で落ち着いてしまいました。
支払いが滞ってしまうよりはマシですけれども、「これでよかったのか?」と、考えることがあるのですよね。
協議離婚は、言ってしまえば痴話げんかのようにとられますから、弁護士を付けるか否かは、ケースバイケースで考えてみるといいでしょう。
時間や気力があるのでしたら、弁護士を付ける前に、ある程度の離婚と法律の知識をご自分でもつけてみることをお勧めします。
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