
準備が整い、パートナーと離婚協議をすることを決めたのなら、できる限りの証拠固めをし始めましょう。
その一つとして、離婚協議での話し合いは全てボイスレコーダーで録音することをお勧めいたします。
これは、音声録音をすることで、相手が一度言ったことを証拠として残すためです。

私は、元旦那が親権や子供との面会を放棄する発言をしたことを、しっかりとボイスレコーダーに録音してあったので、取り決めの際には有利に持っていくことができました。
機材をわざわざ用意することができなくとも、今はスマートフォンでボイスレコーダーのアプリがあります。
便利なだけではなく、ボイスレコーダーの機材をセットするよりも自然に音声を録音することができますので、スマートフォンをお持ちの方はぜひ利用してみてください。
そして、離婚の話し合いの時に注意したいのが、『もしかしたら相手も録音をしているかもしれない』という事を頭において話をすることです。
私は、初めて弁護士に相談をしたときに、「離婚協議での話は録音しておくことがいい。」とアドバイスを受けましたが、相手も同じことを言われている可能性があります。
■離婚協議で注意をすること
(1)感情的に話をしない
話し合いの最中に声を荒げたり、暴言を吐くことは一番してはなりません。
これは、相手に足をすくわれる事があるからです。
取れるはずのもの(親権・養育費・慰謝料など)が取れなくなってしまったり、減額されてしまうこともありえます。
更には、誹謗中傷や言葉の暴力として、逆に相手から慰謝料を請求されるケースもあるのです。

離婚協議では、腹が立つことを言われても、落ち着いて、大人の対応をするようにしましょう。
声を荒げず妙に落ち着いているのも、相手からしたら妙な威圧感があって、怖さを感じるはずです。

(2)自分が不利になる事を言わない
当たり前のことですが、自分が不利になることは口にしてはいけません。
自分の非を認めるようなことも、はっきりと言わないようにしましょう。
(3)本題からそれ無い事
今まで婚姻生活を続けてきた夫婦であれば、募る話もあるかもしれませんが、手短に本題だけを話し手短に済ますようにしましょう。
これからの離婚協議で詳しい事を話し、詳細の取り決めを決めることになります。
まず最初の話し合いの日には、それぞれの項目(親権、養育費、財産分与、慰謝料等)に関する夫婦の意向を大まかに話し合うようにしましょう。
必ずお互いの意見がぶつかるところが出てきて、一日では決まらないことばかりです。
最初の話し合いは、手短に『相手の意向を知る事が目標』と思っておきましょう。
(4)大体の額を提示しておく
慰謝料や養育費、財産分与に関して、妥当額を下調べをしたうえで、金額の提示を相手にしておくといいでしょう。
離婚の話を持ちかけたら、必ず相手も妥当額を調べるはずです。
その前の初めの離婚協議で、こちらの意向としても相手に伝えておくと、これからの話し合いもスムーズに進む可能性が高いでしょう。
私の場合は、養育費や慰謝料の妥当額をはじめての離婚協議の前にしっかりと下調べをして、元旦那に、同意をさせればよかったと思いました。
後から妥当額を調べだした旦那は、養育費の算定表での最低ラインを私の弁護士に提示してきました。
ボイスレコーダーに録音をする前には、妥当額よりも高い金額を自分で支払うと言っていたのですがね・・・
養育費に関する取り決めがスムーズにいかなかったので、シッカリと『同意させておけばよかった。』と後悔しました。
ただし、慰謝料に”数億円”など、けた外れの金額を言って、相手の反感を買ったりしないようにしましょう。
そういった、お金に固執する態度も自分の心証を悪くしてしまう結果になりかねません。
ボイスレコーダーに録音をされているかもと言うだけではなく、離婚協議ではこれらの事を注意した方が、話し合いをスムーズに進めることができます。
離婚協議での取り決めを有利に持っていくためにも、話し合いは慎重に冷静に行いましょう。
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