
自分と向き合って、やはり『離婚をするしかない。』と決断をしたのなら、パートナーとの話し合いを設けなくてはなりませんね。
しかし、むやみやたらに『離婚をしたい。』という気持ちを相手にぶつけてはなりません。
■最初の話し合いで注意するべきこと
できる限り、有利に離婚協議を進めるために、頭に置いておかなければならないことがいくつかあります。
(1)感情的にはならないこと
まずは、冷静に話し合いをすることが大切です。
感情的になってしまっては、自分の本当に思っていることが言えるはずがありませんし、相手には伝わりません。
また、相手の癇に障る言い方を避けて、言葉選びを慎重に行いましょう。
相手も感情的になり、話がこじれてしまう結果になりかねませんし、離婚協議がスムーズに行かなくなる最大の原因となります。
離婚協議は相手と喧嘩をする場所ではありません。
あくまでも、自分が少しでも有利な条件で離婚ができるようにすることが大切です。
(2)完全に2人きりでの話し合いを避けること
”離婚協議”というナイーブな話なので、誰にも聞かれず2人きりでの話し合いを設けたいところですが、二人きりでの話し合いを避けた方がいいでしょう。
『離婚』へ踏み切る夫婦ですから、今まで喧嘩をしたり、お互いの不満は重々に理解しているはずです。
逆に全く顔もあわさず、話し合いを設けなかった夫婦なら、冷めていることなどが離婚原因だと気がついているでしょう。
そこで、もう2人のみでの話し合いを設けなくてもいいはずです。
カフェなどの人の目線がある場所で話すことのメリットは、感情的にならず、冷静さを保つことができます。
また、人目があることで、その場限りの”2人の関係の修復をにおわす言葉や行動”を、相手がしてくることを抑えることができます。
とはいえ、外で離婚協議の話し合いを設けることに抵抗がある人は、第三者に立ち会ってもらいましょう。
冷静な対応をできる人がいることで、話し合いの軌道修正を行ってくれます。
私の場合は、父親に立ち会ってもらいました。
一人では離婚をするまでに受けた心のダメージで、自分の思っていることが口にうまく出せませんでしたし、話し合いをうまく持っていく手助けをしてくれたので、第三者の立ち合いは重要だと思いました。
二人で話し合ったところで、お互いの不満を今までのように言い続ける結果、つまり堂々巡りになりかねず、一向に本題の離婚の決め事を話すまでに至らなくなってしまうでしょう。
(3)短時間で勝負をする
だらだらと話し合いを設けるのではなく、必要なことを伝えて手短に話をすることが大切です。
大体1時間以内で初回の話を切り上げるようにしましょう。
そのためには、聞きたい事、聞くべきことを、話し合いの前にまとめておくことが大切です。
下調べをして、金銭の問題(養育費・財産分与)についても話をするといいでしょう。
相手が下調べをして、悪あがきをする前に、養育費や財産分与の話し合いを設けるほうがいいです。
特に養育費などは、『算定表の妥当額の最低ライン』を知ってしまうと、それ以上の金額を相手が払う気持ちがなくなってしまうので、まずは高めの額で相手に合意をさせておくといいかと思います。
後悔しない離婚後の人生を送るためにも、初めの離婚協議の場をどのようにするかは重要なポイントです。
離婚協議を設ける前に、まずは自分の考えをまとめて、気持ちを強く持つことが大切です。
夫婦であれば、今まで言い合いや喧嘩もあったでしょう。
離婚を踏み切るにあたって、最後にうっぷんを晴らすためにも、言ってやりたい事は沢山あるかと思います。
しかし、離婚協議での話し合いはもめ事を増やす場所ではありません。
自分の離婚条件の希望を少しでも多く通すためには、あくまでも冷静に話を進めていくことを忘れないでくださいね。
今までの恨みを晴らすのは、せめて離婚協議がすべて終わって、決まりごとが決定してからにしましょう。
それまでの少しの辛抱だと思っておくことです。
初めて話を切り出すのは勇気がいることですが、離婚後に有意義な生活を送る為にも、ここは踏ん張りどころです、頑張りましょう。

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