
「この人とはもう夫婦でいられない。」「離婚をしたい。」という気持ちが芽生えるような、許せないことがあっても、突然離婚を突発的に切り出すことはやめましょう。
特に女性の場合、いらだつ相手を目の前にして、何も言わずにいるというのは難しいかもしれませんが、一度自分の気持ちを冷静にさせることがスムーズな協議離婚を迎えるためにも大切な事となります。
とはいえ、「『一度自分の気持ちを冷静にするまで。』っていつまで待てばいいの?」って思いますよね。
私もこんなアドバイスを受けたときは、「いつまでたっても苛立つ気持ちを抑えることなんてできない!」と思いました。
協議離婚をすることを決めたら、切り出す日まで数か月ほど時間を置き、タイミングを見計らう事をお勧めします。
数か月待つべきと言う理由は、気持ちを冷静にする以外にも理由があるのです。
(1)作戦を練る
冷静でスムーズな離婚協議をして、自分の希望を多く通すためには、作戦を練っておくことが大切です。
たとえば、「こんなことを言われたら、こう返す。」など、自分ができるだけ不利にならないようないい文を言えるように考えておくことが大切。
また、ただ単に「離婚をしたい。」だけではなく、「なぜ離婚をしたいのか。」「離婚をしたらお互いにどのようなメリットがあるのか。」という事を、自分の目線からだけではなく、相手の目線からも見つめてみるといいでしょう。
自分本位にはならず、『パートナーの事も考えている』という態度をにおわすことで、パートナーが感情的になることを抑えられて、相手から自分への怒りを少しでも抑えることができるはずです。
『相手を立てているようで嫌。』と感じるかもしれませんが(実際に私もそう感じました。)、あくまでもこれからの自分の生活の為、離婚協議をスムーズに行うためと考えましょう。
(2)証拠集めをすること
今すぐ別れを切り出して、相手とは赤の他人になりたいところですが、パートナーを突き放すという事は、重要な証拠も手放してしまうことになります。
十分な資料がそろい、自分の気持ちが落ち着き、冷静に離婚協議を進められるようになるまで数か月、しばし辛抱をしましょう。
相手が反論や悪あがきをすることができないような、ばっちりと焦点をついた証拠を押さえることが大切です。
更に何が起こったのか、自分の気持ちを日記に書いておくと、後々の証拠として役立ちます。
嫌な事や暴力、その他の精神的苦痛があるのならば、慰謝料請求への重要な手がかかりとなるからです。
今後の生活の為にも、離婚をしたいと思ったのならしばし辛抱をすることも離婚協議をスムーズにかつ、有利に進めるためのポイントという事を、忘れないでおいてください。

何も用意をしていないで離婚協議を始めると、ダラダラ話し合いがまとまらず長引く結果になってしまいますよ。
離婚協議が長引けば長引くほど、精神的に疲れますし、「正直もうどうでもいいか。」と、自分の希望とは程遠いい取り決めにも妥協をしてしまう結果になりかねませんから、離婚を切り出すタイミングをしっかりと考えましょう。
私が離婚を成功させた“本当の方法”はこちら
