
離婚協議中は、相手の嫌なところが見えてイライラしてしまいがちですよね。
子供もそんな親の心理を見抜いていますし、子供ながらに何かしら感じていたり、悩んでいるものです。
そんな離婚協議のさなかや、これから片親で子供を育てていくにあたって、「注意をするべきこと」や、「子供に言うべきでないこと」が、いくつかありますから、参考にしてみてください。

■注意をするべきこと
どんな年齢の子供でも、共通して注意をしないとならないことがあります。
(1)別れたパートナーの悪口を言う
どんな年齢の子供に対しても、別れた相手の悪口を言うのは、決してやめましょう。
これは離婚協議中で、お互いへの怒りがまだ冷めない時はもちろんのこと、離婚した後に子供との間でもう一方の親の話題が上がったときにも注意することです。
子供にとったら、顔を知っていても知らなくても、世界でたった一人の実のパパ(ママ)なわけですから、悪口を言われて悲しまないわけがありません。
また、子供からしたら、自分はその親から産まれてきたわけですから、いくら親の悪口を言っていても、自分を否定されている気持になるものです。
(2)子供と別れた親を比べる
そして、子供が悪い事をしたときに、「そういったところが父親にそっくりなんだから!」など、いうようなしかり方をすると、子供がぐれてしまう原因になります。

これは、たとえ小さいころに両親が離婚をした子供でも、同じです。
知らない・もう(滅多に)会わない親と比べられたからこそ、行き場のない感情に押しつぶされそうになります。
それに、「自分のこの性格や行動は、親譲りだから仕方がないんだ」と、悪い癖を直そうともしなくなり、親権者の親に反抗をするようになってしまいかねません。
(3)親権について言う
子供に対して、「そんな悪い子なら、パパの方に渡せばよかった。(親権放棄をすればよかった。)」や、「親権を取ったのは、養育費をもらえるから(自分が養育費を払いたくないから)」など決して言ってはいけません。
子供を引き取ったのは、少なからず子供のことを愛しているからでしょう。
「自分は邪魔な存在なのか」と思って、子供は、心を閉ざしてしまう可能性があります。
また、「自分は、お金で取りひきをされているのか?」と感じてしまったり、「両親から必要とされていない存在なんだ」と思ってしまいがちになりかねませんよ。
離婚協議中や、別居が始まると、子供は必ず異変に気が付くものです。
子供の心は純粋で、傷つきやすいものですから、適切な言い方をしてあげるようにしましょうね。
離婚をした元配偶者は、たとえ離れて暮らしていても、たった一人の『実の父親(母親)』なのです。
だから、たとえ貴方が「許せない」・「憎い」という感情を持っていても、子供にその気持ちをオープンにしてはいけません。
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