
協議離婚を進めるにあたって、子供が”離婚”に対してどう考えるのか気になりますよね。
”離婚”をすることで、少なからず子供の生活に影響を与えてしまうのです。
子供が思っていることを正確に理解することは大人にとって簡単ではありませんが、”離婚”をするとなったら、責任をもって子供の気持ちを一緒に整理させましょう。
■子供の気持ち
(1)両親は一緒に暮らしていてほしい
子供によっては、『たとえ喧嘩をしていても、父親と母親は離婚をしないでもらいたい』と願う場合があります。
どんなに仲が悪くても、自分にとって世界でたった1人の父親、そして母親なわけですから、一緒にいてほしいと思うのが子供心です。
とは言え大人の事情があり、協議離婚をして別れると決めたのならば、なぜバラバラに暮らすことになるのか、子供の気持ちを労わりながら話してあげましょう。
離婚を決意した後でも、子供がどうしても『”離婚”をしてほしくない』と願うのであれば、それなりの取り決めを協議で決めるようにするのを忘れないでください。
なぜ”離婚”してほしくないと言っているのかをまず理解をして、たとえば「面接時での時間の取り方」や、「養育費の問題」、「真剣の問題」など、子供に精神的負担がかかってしまわないように考えていけるといいですね。
(2)離婚をしてほしい
逆に、子供が『早く”離婚”をしてほしい』と願う場合もあります。
それはきっと、子供自身が暴力(DVや性的暴力、侮辱など)を加えていられる場合などでしょう。
また、「不仲な両親を見るのがつらい」と感じていたり、「暴力を加えられている母親(父親)を見るのが耐えられない」と、感じている場合も同じく、早い離婚を望んでいることもあります。
そういったケースで、「早く別れて!」と子供が言うのであれば、子供自身も大きな精神的ストレスを抱えていて、一方の親から早く離れたいと思っている証拠です。
子供の精神面でのケアもしっかりとして、離婚協議では子供の事を最善に考えた取り決めを行っていけるといいでしょう。
こうった事例での取り決めは、たとえば「面接交渉権の制限」をしたり、「早めの別居」を考えたりすることなどです。
(3)不安である
両親が離婚することに否定的であっても、肯定的であっても、子供の心が”不安”でいっぱいなことに変わりはないでしょう。
今までとは違った生活が待っていますから、不安になるのは当然です。
誰かに頼っていなければならない子供時代に、自分の生活が変わっていくことは不安と共に、大人以上の精神的ストレスを抱えます。
離婚協議中では、配偶者との話し合い・取り決めを進めていくだけではなく、子供とも真摯に向き合って、これからについて話せるといいでしょう。
子供と話すことは、どちらの親についていくかという事はもちろんですが、それ以上に大切なことがいくつかあります。
たとえば、「住まいはどうするのか(引っ越すのか)」、「どんな生活を送っていくのか」、「学校はどうするのか」、「今までやっていた習い事はどうするのか」、「友達と別れないとならない場合はどんなホローをしていくのか」などです。
大人にとったらどうでもいい事や、『環境が変わってもそのうち慣れる』と思う事も、子供の社会ではそう簡単にはいかないものですから、一緒になって考えてあげましょうね。
夫婦の勝手で、”離婚”になり、子供の環境を変えてしまうのですから、子供の気持ちに責任を持ってあげなければなりません。
離婚で受ける子供の気持ちは、想像以上に複雑であることが多いです。
精神的負担をかけてしまったり、ぐれてしまうことが無いように、離婚協議の時からしっかりと子供の気持ちに向き合ってあげるようにしましょう。

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